寝物語
窓枠が揺れた音に目が覚めた。暗闇に慣れた目を横にやれば、窓に垂らされた布が風に煽られて大きくうねっていた。留めていた筈の錘がずれてしまったらしい。 僕は寝台から起き上がり、窓辺で暴れる布を掴む。僕が掴んだことで行き場の無 …
窓枠が揺れた音に目が覚めた。暗闇に慣れた目を横にやれば、窓に垂らされた布が風に煽られて大きくうねっていた。留めていた筈の錘がずれてしまったらしい。 僕は寝台から起き上がり、窓辺で暴れる布を掴む。僕が掴んだことで行き場の無 …
本当なら、もう二度と首を突っ込むつもりは無かった。しかも……よりによって一番会いたくないじじいなんぞに鳥文まで飛ばす羽目になるとは。とは言え、こんな話が出来るのなんて、じじいしか浮かばねーんだもんよ。 さすがの俺も城内に …
「そういう訳で、君たちの協力を仰ぎたい」「異議あり」「なんだね、ハイラ君」「やる気になれない場合はどうすりゃ良いですか」「愚問だね、ハイラ君。君たちに拒否権などあると思うな」「それ協力って言わないよねえ……」 昼食の鍋 …